胃拡張胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん)
- 種類
- 犬
- 症状
- お腹が張っている/ぐったりしている/吐く
- 病気
- 消化器の病気/緊急性の高い病気
「胃拡張胃捻転症候群」というのは
胃の中の内容物やガスがうまく流れることが出来ず
また、それにより「捻転」が起こってしまうことで
消化管が閉塞してしまい、死に至る危険性のある病気です。
この病気は胸の深い犬や、大型犬で発生が多いです。
腹痛や嘔吐、お腹の張りが見られることもありますが
「吐きたそうなのに吐けない」状態になるのも
一つの特徴です。
胃と同時に脾臓などの臓器が捻転していることもあり
重度な循環障害、ショックを起こす場合もあります。
また、血流が長時間阻害されている状態が続くと
臓器が壊死してしまう場合もあります。
治療は迅速な手術が必要となります。
捻転した胃の整復をおこない、必要であれば
再発を防ぐ目的で胃を固定することもあります。
この病気は死に至るまでの経過が早いので
「なんだか様子がおかしい」と思ったら
動物病院を受診することをお勧めします。