• LINE
  • Instagram
042-753-6308

【診療時間】9:00~12:00 / 16:00~19:00
※水曜、祝日午後は休診。

症状別症例紹介

尿閉(にょうへい)

種類
犬/猫
症状
おしっこが出ない/おしっこに血が混ざる/おしっこに頻繁に行く
病気
泌尿器の病気/緊急性の高い病気

オシッコが詰まってしまって出なくなってしまうことを

「尿閉」といいます。

原因としては膀胱炎膀胱結石などで

炎症や小さな結石が尿道に詰まることで

尿閉が起きることが多いです。

 

尿閉はとても危険で、「尿が出ない」状態が

丸一日でもかなり腎臓へ負担がかかりますし

膀胱の損傷が起きることもあり

数日たてば死に至ります

 

膀胱炎では

「頻回トイレに行って排尿したそうな姿勢をするのに、出ない」

という症状が現れます。

これは「頻尿」という症状で、尿は出ている(溜められない)状態です。

しかしこの症状は尿閉の時にも表れるので、注意しなくてはいけません。

「ほんの少量だけれど尿が出ている(膀胱は空っぽ)」なのか

「尿を出したくても出せない状態(膀胱はパンパン)」なのかは

見た目では判断がつかないことがあります。

必ず動物病院で診察してもらってください。

 

腎臓への負担がかなり大きいので、きちんと

自力で排尿が出来るようになるまで入院することもしばしばあります。

まずは尿が出るようにカテーテルを入れ

尿閉を引き起こした原因を同時に治療し、

腎臓を働かせるために点滴もします。

カテーテルを抜いて自力で排尿が出来ない場合

手術も選択肢に入れておかないといけません。