症状別症例紹介

ぐったりしている/元気がない/咳が出る/舌が青い/食欲がない

心臓の病気

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)

ワンちゃんとは違い、こちらはネコちゃんに多い

心臓の病気です。

心臓は「心筋」という筋肉で出来ている臓器ですが

この心筋が分厚くなってしまう病気が

「肥大型心筋症」です。

 

病気が進行すると、レントゲンで心臓が大きく見えることもありますが

ワンちゃんほど顕著に大きくはなりません。

むしろ心臓の壁を作っている心筋が分厚くなることで、

血液を送り出す心臓の部屋自体が狭くなってしまいます。

 

心臓の病気のサインはなかなか難しく

「最近元気がなくなってきたかな」

「犬みたいに口を開けてハアハアすることがあるな」

「心臓に雑音があると言われた」

という症状や聴診から、詳しい検査をおこなっていきます。

 

心臓の詳しい検査はレントゲンや超音波検査、

特殊な血液検査などになります。

 

この病気の恐ろしいところは・・・

狭くなった心臓の部屋で、血栓が作られてしまうことにあります。

この血栓が心臓から流れ出て、大きな動脈に詰まってしまうと

詰まった先に血液がいかなくなってしまい

麻痺したり、ひどいと壊死を起こしてしまうこともあります。

これを「血栓塞栓症」と言いますが

この状態になってしまうと一刻を争う状態になります。

特殊な薬を使用する必要がありますので、二次病院に紹介させていただくこともあります。

 

ネコちゃんはお薬を飲むのが

基本的には苦手な子が多いですが、

心臓の病気では生涯にわたってお薬を飲む必要があります。

健康なうちから、お薬を飲む練習もしていきましょう。