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新着情報

ブログ予防

去勢手術(男の子)について

ワンちゃん、ネコちゃんの去勢手術(オス)

例えば「マーキングをしてしまう」

マウンティングをする」「攻撃的である」などの問題行動

治したい、とご相談いただくこともありますが・・・

 

すでに問題行動が発現している場合、

去勢手術によって問題行動が無くなる可能性は

100%ではありません

個体によっては無くなることもありますが

治らないことも多くあります

 

性成熟するという過程は

精神的にも大人になっていくということであり

性格や個性が出来上がっていくということでもあります。

「縄張りを主張したい」

「自分を他より強く見せたい」という欲求は

性ホルモンだけに支配されているわけではなく

その子の性格や精神面にも大きく関与していると思われるからです。

 

オスの場合、周りの「発情しているメス」の匂いに惹かれて

制御が利かなくなってしまう場合は確かにあります。

室内飼いの子が、外の「メスの匂い」に当てられて

家を飛び出して事故に遭ってしまう・・・というのは

その最たる例でしょう。

 

また、「去勢をしていない男の子特有の病気

というものもあります。

去勢手術で除去してしまうのは「精巣」だけですが

例えば切除するため「精巣の腫瘍」は予防ができます。

精巣腫瘍(せいそうしゅよう)

また、「前立腺肥大」で排尿や排便にトラブルがある場合も

去勢手術が治療選択肢となります。

ある種の「肛門の周囲の腫瘍」や

会陰ヘルニア」という肛門付近の筋肉が薄くなることで起こる

排便困難となる病気も、未去勢の子に多い病気です。

 

去勢手術は手術の中では比較的

短時間で済むものと言われていますが

麻酔をかけるのあたって、基本的な検査は必ず必要となります。

 

また、性成熟と泌尿器系の成熟は場所が近い分

大きく関係しておりますので

泌尿器の器官がしっかり発達しきった

生後7か月以降での去勢手術を、当院ではお勧めしています。

どうしても「突然のマーキング」や「同居動物の発情」

によって去勢手術が必要なこともありますので

まずは病院へご相談ください。

 

去勢や避妊の選択は、その子や飼い主様の

ご希望に沿って、生活に対してベストな選択ができればと

思っておりますので

ご不明点に関しては、お気軽にご相談ください。