マイクロチップの登録
今年の6月1日より、マイクロチップの登録制度が
環境省より新たに開始されます。
現在は獣医師会が管轄であるAIPO(アイポ)を始めとする
民間業者によるマイクロチップの登録・管理がおこなわれています。
これを環境省が主体となって国でまとめるという動きです。
《これからマイクロチップを装着する、または子犬子猫をお迎えする場合》
これからブリーダーやペットショップで購入した犬や猫には
必ずマイクロチップが入っており登録がなされている状態になり
飼い主様が「変更手続き」をおこなう必要が出てきます。
また、現在マイクロチップが入っていない犬や猫に
マイクロチップを入れる場合にも、環境省へ登録が必要となってきます。
登録手数料はオンライン申請の場合300円、紙申請の場合は1000円です。
《保護、譲渡などでマイクロチップの入っていない犬や猫を飼う場合》
マイクロチップの「装着」は「努力義務」です。
(できるだけ装着しましょう)
「装着」したら登録は「義務」となります。
《現在マイクロチップを装着、登録している場合》
現在登録している機関とは別に、飼い主様自身で
環境省へ登録をしていただく必要があります。
↑移行登録サイト
登録は義務ではありませんが、できるだけ環境省に登録をお願いします。
現在のところ移行手続きは「無料」です。
新たにおこなわれる環境省での登録ですが
こちらは個人情報保護の観点により、
登録者(飼い主様)、自治体、警察以外の検索はできないこととなっております。
(2022年5月現在)
・・・そう、実は動物病院からは検索ができません。
もし緊急的に動物病院に処置が必要な状態で
迷子の犬や猫が運び込まれた場合のことなども考えると
出来れば「環境省」と「AIPO」どちらにも登録していただくのが
良いのではないかと思われます。
(今後の状況が不明瞭で申し訳ありません・・・)
環境省のマイクロチップ事業について詳しくは
環境省_犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A [動物の愛護と適切な管理] (env.go.jp)
こちらに載っております。
マイクロチップは外れることのない「名札」のようなもので
ワンちゃんネコちゃんの迷子、脱走時にとても役立ちます。
(MRI検査時には取り外さなくてはなりません)
マイクロチップは当院でも装着可能です(予約必須です)。
太めの注射針で装着しますので、例えばこれから去勢や避妊手術を
お考えの方は、麻酔時におこなうことも可能で痛みも最小限にできます。