犬の歯周病(重度)
- 種類
- 犬
- 症状
- くしゃみ、鼻水/口臭がひどい
- 病気
- 外科の病気/歯の病気
2023年4月来院の患者さんです。
10歳 イタリアングレーハウンド 避妊メス
いつもの定期検診の時にお口を見たら歯石が沢山ついていたので、
『10歳になったしそろそろ麻酔下での歯石除去を考えてみませんか?』と提案させて頂きました。
わんちゃんは非常に歯周病になりやすい動物です。。🥲
麻酔しないで歯石を取るサービスを受けていらっしゃる方も多いと思いますが、歯周病が重度になってしまうと麻酔下での処置が必要になります。
重度の歯周病を治療するには歯石を取るだけでは治らず、歯周ポケットのお掃除や場合によっては抜歯が必要になるからです☝️
放置してしまうと、目の下から歯の根元に溜まった膿が出てきたり、鼻炎や鼻血の原因になってしまう事があります。(この場合早急な麻酔下での処置が必要です)
今回も麻酔下での歯科処置をしました。
《 before 》
《after》
歯周ポケットのお掃除もしっかり行い、必要な歯は抜歯しました。
抜歯は全てで28本でした🙌(犬の歯は基本42本なのでおよそ2/3抜いた事になりますね。)
日帰りオペで、当日の夕方退院。
この子は翌日からしっかりドライフードを食べてくれました!🐶😉
おうちのわんちゃんのお口の中を是非見てみてください🐶
沢山汚れがあったり、グラグラする歯が見つかったらすぐに教えて下さいね😊
そして、一番大事なのは処置後歯茎の炎症が落ち着いたら(約2週間後)しっかり毎日歯磨きを続ける事です☝️
これをやらないと、半年後にはまた同じ状態に戻ってしまいます💦
わんちゃんの歯磨きは大変ですが、やる価値はあります!わんちゃんに受け入れて貰いやすい歯磨きの仕方や効果的な方法をお伝えしますので、是非ご希望の方はお声がけください🐶🪥