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【診療時間】9:00~12:00 / 16:00~19:00
※水曜、祝日午後は休診。

症状別症例紹介

糖尿病(とうにょうびょう)

種類
犬/猫
症状
おしっこが多い/よく水を飲む/痩せてきた
病気
内分泌系の病気

人間でも生活習慣病として有名な「糖尿病」ですが

ワンちゃんやネコちゃんでもある病気なのはご存じでしょうか。

勿論肥満がが影響を及ぼすこともありますが

その他にも加齢や環境の変化、

膵炎などの病気が関連して起きてくることもありますので

健康診断などでチェックしていきたい病気の一つです。

 

糖尿病の症状として、おうちで気づきやすいのが

「水をよく飲む、おしっこの量が増えた」

という症状です。

全ての子に当てはまるわけではありませんが

「食べているんだけれど、痩せてきた」

というのも注意しておきたい状態です。

糖尿病でなくても、ほかの内分泌疾患などにも

認められる症状ですので

気になることがありましたら、まずは病院でご相談ください。

 

糖尿病の原因としては、膵臓で作られる

「インスリン」というホルモンの

分泌が減ってしまったり、

インスリンに対する抵抗性が付いてしまったりして

血糖値を上手く下げることが出来なくなってしまうことにあります。

そのため、治療にはこの「インスリン」を

注射することで血糖値をコントロールする必要があります。

これは毎日必要な処置になりますので、

おうちで注射をしていただくことになります。

 

このインスリンの適正な量を見極めるのに、

以前は入院をして毎日何度も採血をする必要がありましたが

近年では人用に、肌に貼って血糖値を経時的に測ってくれる

機械が開発され、それをワンちゃんネコちゃんにも

応用しながら治療を行っています。

 

インスリン注射以外にも、関連している疾患を治療したり

食べているフードを変更するなどして

治療をおこなっていきます。

 

糖尿病は進行してしまうと、

ケトアシドーシスという代謝障害を起こし

命に関わることもあります。

その他にも感染症を起こしやすかったり、白内障を進行させたり

神経症状腎不全を起こすこともある重大な病気です。

糖尿病を早期発見、早期治療していくためには

日々の生活の中でワンちゃんやネコちゃんの変化を見逃さないこと

また、定期的な健康診断を受けることが大切になってきます。