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【診療時間】9:00~12:00 / 16:00~19:00
※水曜、祝日午後は休診。

症状別症例紹介

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

種類
症状
元気がない/毛が抜ける
病気
内分泌系の病気

「甲状腺機能低下症」は高齢のワンちゃんに多く見られる病気です。

何となく元気がなくなってきたな、という症状は

加齢のせいかな?と見過ごされがちですが

その他にも

痒みもないのに毛が抜けている

いっぱい食べるわけでもないのに体重が減らない

というような症状が出てきます。

皮膚科にいらっしゃる高齢ワンちゃんの中にも

この病気にかかっている子がよく見られます。

 

検査では採血をし

血液中の「甲状腺ホルモン」の値を見ます。

また、甲状腺ホルモンを出せと命令する「甲状腺刺激ホルモン」も

同時に検査することがあります。

甲状腺ホルモンが低い、または

刺激ホルモンとのバランスが崩れていると

「甲状腺機能低下症」と診断します。

 

治療は内服薬でおこなっていきます。

大体2週間以上お薬をまず飲んでもらい、再度ホルモンの値を検査します。

お薬の量が適正かを判断し、

投薬を続けて頂くことになります。

その後は半年に一度程度の健康診断などに

ホルモン検査を一緒におこなうことによって

お薬の量を調整していきます。

 

脱毛の他にも

フケが多い、皮膚が乾燥している、

逆に皮膚が脂っぽい、など症状は多岐にわたりますので

高齢のワンちゃんで皮膚のトラブルのある子は

一度検査を受けても良いかと思われます。