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【診療時間】9:00~12:00 / 16:00~19:00
※水曜、祝日午後は休診。

症状別症例紹介

猫ウイルス性上部気道感染症(ねこういるすせいじょうぶきどうかんせんしょう)

種類
症状
くしゃみ、鼻水/元気がない/目ヤニが出る/食欲がない
病気
呼吸器の病気/眼の病気

猫ウイルス性上部気道感染症・・・長い名前ですが

いわゆる「猫かぜ」として知られています。

野良で拾った子猫が、涙、目ヤニ、鼻水が酷くて・・・

ということは、よくありますね。多くの場合がこの「猫かぜ」に罹っています。

この病気は猫ヘルペスウイルス、または猫カリシウイルスが原因であることがほとんどです。

この二つのウイルスは、混合ワクチンで予防できるので

ネコちゃんには定期的な混合ワクチン接種をお勧めします。

 

主な症状は目ヤニ、鼻水、くしゃみなどです。

眼の内側の結膜が腫れたり、目をこすることで角膜を傷つけてしまうこともあります。

症状が進むと発熱により食欲が低下することもあります。

カリシウイルスの感染では、口内炎もよく見られます。

それによって食欲が低下することもあります。

 

治療には主に二次感染防止のため

抗生物質の目薬や飲み薬を使用します。

最近では猫ヘルペス性結膜炎に専用の目薬も開発されました。

また、この病気はいったん治っても

再燃してくることがあります。

混合ワクチンを打つことで症状を軽減することが出来ますが

完全に発症を予防することはできません。

人には感染しませんが、猫から猫への感染は容易に起こりますので

症状の見られる猫は、他の猫としっかり隔離してお世話しましょう。