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【診療時間】9:00~12:00 / 16:00~19:00
※水曜、祝日午後は休診。

症状別症例紹介

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

種類
症状
後ろ足を痛がる
病気
骨や関節などの病気

子犬をお迎えする時、「この子は膝が緩いです」

または「関節が弱いです」などと

言われたことはありませんか?

 

いわゆる「膝のお皿」と呼ばれる「膝蓋骨」は

靭帯で脛骨(脛の骨)の溝にぴったりフィットしているものですが

この膝蓋骨が骨の溝がら外れてしまうことを

「膝蓋骨脱臼」と言います。

 

先天的に骨の溝が浅かったり

靭帯が緩かったりする子がいますので

子犬で「膝蓋骨脱臼あり」と言われる子がいます。

ただし、成長に伴って骨も筋肉も変化していきますので

成長したら改善することもあります。

またその反対に成長したら悪化するケースもありますので

子犬の頃に指摘された子は、動物病院で定期的に触診してもらいましょう。

 

膝蓋骨脱臼の程度は、

何かの拍子に外れてしまうことがあるグレードⅠから

常に外れっぱなしのグレードⅣまでの段階があります

外れると痛みがありますので、後肢を上げる動作を取りますが

むしろ外れっぱなしの子はそこで靭帯も固まり

痛みなく歩けている場合もあります。

 

例えば関節のサプリメント適度な運動などで

悪化しないようにしていくことも出来ますが

すでにちょくちょく痛みがあるような場合には

手術をお勧めする場合もあります。

手術では膝蓋骨を固定し直しますが、

日常的に使っていく部位になりますので、

術後の再発や、もう片方の足に負担がかかることも

気を付けていかなくてはなりません。