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寒い時期にも水を飲んでくれる【工夫】

冬になると、愛猫がこたつから出てこない…なんて光景が増えますよね。

でも、実はこの時期、猫の健康を脅かす「尿石症(結石)」のリスクが急上昇します。

理由はシンプル。「水が冷たくて飲みたくない」「動くのが面倒でトイレを我慢する」

この積み重ねで尿が濃くなり、膀胱の中で石ができやすくなってしまうのです。

見逃し厳禁!泌尿器トラブルのSOS

まずは愛猫の様子をチェック。こんなサインがあれば、すぐに動物病院へ!

  • トイレに何度も行く(でも量は少ない、または出ない)
  • トイレで鳴く、または排尿後に陰部をずっと舐めている
  • 尿の色が赤い、またはキラキラした砂のようなものが混じる

今日からできる「5つの水分補給戦略」

「水を飲みなさい」と言っても聞かないのが猫様。飼い主さんが「飲みたくなる環境」をプロデュースしましょう!

1. 「ぬるま湯」の提供

猫は冷たい水より、30〜38℃程度のぬるま湯を好みます。冬場はボウルに数回お湯を足したり、ペット用ヒーターを活用して、温度をキープしてあげましょう。

2. 水飲み場を「増設」して移動距離ゼロに

「寒いからあそこまで行くのやめよう…」と思わせないことが重要です。猫が普段過ごしている暖かい場所のすぐ近くに設置しましょう。 ※清潔好きなので、トイレのすぐ横は避けるのがポイントです。

3. 「ウェットフード」をスープ仕立てに

水分が80%含まれるウェットフードは最強の味方。さらに大さじ1〜2杯のぬるま湯を混ぜれば、食事と同時にたっぷりの水分を摂取できます。

4. 「風味」で誘惑する

真水に興味を示さない子には、猫用おやつを薄めたり、**塩分無添加の「ささみの茹で汁」**を少量加えると、喜んで飲んでくれることが多いです。

5. 「器」と「場所」のこだわり

ヒゲが当たるのを嫌う子には広口の器を。また、トイレ自体を暖かい場所に置くことも、おしっこを我慢させない大切な工夫です。

監修者情報

まみや動物病院 院長

間宮 一美

略歴
  • 1991年3月 麻布大学卒業・獣医師免許取得
  • 2001年4月~2005年3月 麻布大学専科研修医所属(腎泌尿器科・一般外科)
  • 2017年4月~2020年3月 麻布大学専科研修医所属(腎泌尿器科・一般外科)
  • 2023年4月 腎泌尿器学会認定医取得
所属学会
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 日本獣医腎泌尿器学会
  • 日本獣医学会
  • 日本獣医寄生虫学会

親戚が畜産農家を営んでいたため、幼い頃から動物と触れ合ってきました。当初は産業動物の獣医師を目指しましたが、「動物の命を救いたい」という想いから、犬や猫を専門とする獣医師へ。開業から20年以上経った今も、獣医療への情熱は変わりません。休日は研修に参加し、趣味はバイクと映画です。愛犬のボクサーと猫と一緒に暮らしています。