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「キャリーバッグを見ただけで愛猫が逃げてしまう」「病院へ連れて行くのが毎回大仕事…」と悩んでいるオーナー様は多いのではないでしょうか。
実は、キャリーを「恐怖の箱」から「安心できるマイルーム」に変えるには、日頃のキャリートレーニングが不可欠です。
今回は、なぜトレーニングが必要なのか、そして具体的な手順についてお話しします。
猫にとってキャリーに閉じ込められることは、自由を奪われる大きなストレスです。
しかし、慣れておくことで以下のようなメリットがあります。
トレーニングの鉄則は「決して無理強いしないこと」です。
使う時だけ出すのではなく、常にリビングに置いておきましょう。
扉を外し(または開放し)、中に愛猫の匂いがついたタオルを敷いて「いつでも入れる寝床」にします。
キャリーの中で大好きなおやつやフードを与えます。
「中に入ると良いことがある」という記憶を上書きしていきます。
自分から入るようになったら、食事中にそっと扉を閉めます。
食べ終わったらすぐに開ける、を繰り返し、徐々に閉める時間を数秒から数分へと延ばしていきます。
扉を閉めた状態でキャリーを持ち上げ、部屋の中を少し歩いてみましょう。落ち着いていられたら、扉越しにおやつをあげてたっぷり褒めてください。
もし愛猫がキャリーを激しく怖がる場合は、「上下に分割できるプラスチック製のハードキャリー」がおすすめです。
天井が外れるタイプなら、猫が中に入ったまま診察を受けられるため、病院での負担をさらに減らすことができます。
キャリートレーニングは一日にして成らず。
焦らず、愛猫のペースに合わせて「安心の場所」を作ってあげてくださいね。

親戚が畜産農家を営んでいたため、幼い頃から動物と触れ合ってきました。当初は産業動物の獣医師を目指しましたが、「動物の命を救いたい」という想いから、犬や猫を専門とする獣医師へ。開業から20年以上経った今も、獣医療への情熱は変わりません。休日は研修に参加し、趣味はバイクと映画です。愛犬のボクサーと猫と一緒に暮らしています。
