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新着情報

ブログ予防血液検査

血液検査の結果って?(血球検査編)

レギュラーコースや、シニアお勧めコースなどには

必ず含まれている【血球検査】

具体的にはどんなことを調べているのでしょうか?

血球検査は大きく分けて3つの血球の数を数えています。

【白血球】

白血球はおおまかに言えば、身体の免疫を司る血球です。

細菌やウイルスなどの感染症、その他身体に炎症がある場合には

白血球数が増加します。

自己免疫性の疾患などで増加する場合もありますし

逆に減少する場合もあります。

使っているお薬によって白血球数が減ってしまう場合

免疫力が低下している可能性がありますので、

お薬の調節が必要なこともあります。

シニアお勧めコースなどでは、白血球の種類別に数えてくれるので

例えば白血病などで、ある種類だけ白血球が増えているということも検査可能です。

【赤血球】

赤血球は血液の赤い成分。血液中で一番数が多い血球で、酸素を運ぶ役割をしています。

大きく問題となるのはこの赤血球の割合が低くなってしまう「貧血」。

この赤血球の割合は「ヘマトクリット値」で測定されます。

貧血が起こると活動性が低下し、重度の場合には命に関わります。

赤血球を作る命令を出すホルモンは腎臓から出されているため、

腎障害が進行していくと貧血が進行する場合があります。

また、急激な貧血が起こる場合には、

身体の中で何かが出血している、ということも考えられます。

栄養不足によって貧血が確認される場合もあります。

貧血には種類があり、どんな赤血球になっているのかで

貧血の原因を推し量ることができます。

また、ヘマトクリット値や赤血球数が高い場合には、「脱水」なども考えられます。

一次的な興奮などで増加する場合もありますが

持続的に増加が認められる場合には、赤血球が増えてしまう「多血症」の可能性もあります。

【血小板】

血小板は、傷口を塞いで出血を止めるためにはたらく血球です。

血小板が重度に少ない場合には、出血傾向といって

身体が出血しやすい、そして出血が止まりにくい状態にあります。

先天的な病気で認められることもありますが

腫瘍や自己免疫疾患などで減少する場合もあります。

また、慢性的な炎症が起こっている場合には増加が認められます。

血小板はとても繊細な血球で、時間経過や衝撃によって

すぐに凝固(くっついて固まってしまう)してしまうので

採血に手こずったりすると実際の血小板数より低く計測されることもあります。

血球数、特に白血球数などは

短い間に変化していくものです。

健康診断で異常を見つけた場合には、何度か検査を繰り返すことで

持続的に異常な状態にあるのかを検査しなくてはなりません。