ブログ猫病気
ネコちゃんのお口のトラブル

ワンちゃんネコちゃんも歯磨きを・・・と
最近では言われていますが
ワンちゃんよりもさらに
ネコちゃんのお口チェックは難しいものです。
お口を開けられるのなんて言語道断!という
ネコちゃんも多いですね。
ネコちゃんはワンちゃんに比べて
歯が少ないですが、もちろん歯石は付きます。
歯石がつけば歯肉炎や歯周病になる確率も上がります。
また、ネコちゃん特有の病気である
「猫カリシウイルス感染症」は
やっかいな口内炎を引き起こします。
ワクチンで予防も出来ますが、感染を完全に防ぐことはできず
子猫の時にかかったものが再発する可能性もあります。
また、口の中にできる腫瘍というものもあります。
特に多いのは「扁平上皮癌」という悪性の腫瘍で
出血や化膿、潰瘍を作ったりしながら広がっていきます。
頭部にできることが多い腫瘍なので
外科手術が困難なことも多いです。
ネコちゃんはワンちゃんに比べて、痛みや不調を隠す生き物です。
口が痛いと食事がとりづらく
食欲が減退して、体調を崩すことも少なくありません。
また、無麻酔での診察やおうちでのチェックで
しっかりと歯や歯肉の状態、ましてや舌の奥の方まで
確認することはとても難しいです。
★よだれが増えた
★口臭がきつくなった
★食べる時に口を気にする
★歯ぎしりをする
★食べづらそうで食べるのを止めてしまう、時間がかかる
などお口のトラブルをおうちでの状態で
早めに気付けるようにしましょう!
お口の異変に気が付いたら、早めの受診をお願いします。
鎮静や麻酔をかけての検査が必要となる場合もあります。