ブログ病気
多飲多尿は病気のサイン?
「多飲多尿」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
「いっぱいお水を飲み、いっぱいオシッコをする」
という状態ですね。
これ、実は病気のサインかもしれないのです。
さて、「多飲多尿」が症状となる病気には何があるのでしょう。
まずは「腎臓病」。
他にも「糖尿病」や「副腎皮質機能亢進症」「副腎皮質機能低下症」
「甲状腺機能亢進症」などの内分泌の病気、
「肝炎」などの肝臓の病気、
「子宮蓄膿症」のような緊急性の高い病気でも
この症状は現れます。
他にも「腫瘍」や「消化器の病気」でもあらわれることがあります。
夏の時期はやっぱり暑いので
健康な子もお水はいっぱい欲しがりますが
これからの寒い時期、
「あれ?うちの子こんなにお水の減りが早かったかな?」
「なんだかこの頃、オシッコの回数が多いんじゃない?」
と気になることがあったら、まずは
一日で飲んでいるお水の量を測ってください。
その子の体重に対して
1㎏あたり50ml程度の飲水量が平均的となります。
勿論運動の量や気温、個体差などでも前後します。
例えばウェットフードを食べている子は、
ごはんに水分が入っているので、お水を飲む量は少なくなります。
数日測ってみて、1㎏あたり80~100mlを超える量を
毎日飲む!という状態は「多飲多尿」にあたるかと思います。
「外でトイレをするので量が分からない」
「多頭飼育でトイレや水入れが共用なので、量が分からない」
ということもあるかと思います。
上手く測れないけれど、やっぱり気になる!
という場合には病院へいらしてください。
血液検査や尿検査で見つかる異常があるかもしれません。