• LINE
  • Instagram
042-753-6308

【診療時間】9:00~12:00 / 16:00~19:00
※水曜、祝日午後は休診。

新着情報

ブログ病気

「先生、しこりができました」

こんにちは😊

今回は、比較的よく診察で見る「しこり」についてお話します。

「しこり」には大きく分けて

悪性度の低いもの」「悪性度の高いもの

があります。

「先生、これは悪性ですか?💦」というのは

とてもよくいただく質問なのですが

実は見ただけでは正確に分かるものではありません。

なんとなく、見た目や触感などで「これかなあ」と疑う種類はありますが

良性のものに見た目が似ている悪性のものも

多くあるのです🧐

きちんと診断をするには、その「しこり」の中の細胞や組織を検査する必要があります。

検査はしこりを針で刺して細胞を取って調べる「針生検

鎮静(軽い麻酔)をかけて小さく組織を取る「パンチ生検

などがあります。

針生検はその子の性格やしこりの場所にもよりますが、麻酔をかけることなくおこなえます。

しかし取れる細胞が少ないこと、うまく目的の細胞を取れない場合があることなどから

診断に結びつかない場合もあります💦

その場合は、もっと組織をもらう検査が必要になります。

 

「先生、もう取ってくれて良いです!検査せず手術で取ってください。」

こちらも時々いただくお声ですが…

悪性の可能性がある場合と、良性が確定している場合では、手術の範囲がかなり違ってきます。

大きく取って良性ならまだよし、

小さく取って悪性だった場合は、大きく取る手術を改めてしなくてはなりません💦

検査である程度の悪性度の判断をしておくことは、ワンちゃんネコちゃんにとっても必要なことなのです🐶😺

 

さて、少し怖い話もまじえましたが

その「しこり」について飼い主さんに見ておいてほしいことは

🔴しこりはいつ見つけたか

🔴見た目や色は変わってきているか

🔴大きさは変わってきているか

🔴ワンちゃんネコちゃんが気にしているか

といったことです。

「少し様子を見ましょう」ということもありますが

悪性の場合はやはり早期発見、治療がカギになってきますので

早めにご相談いただくのが良いと思います🏥